はじめに
今回はMidjourney v6に追加された”Style Reference”を使ってみました。
“Style Reference”とは指定の画像の構図などの雰囲気を参照して画像を生成できる機能です。
以前も画像をアドレスをプロンプトに含めることで画像の参照は可能でしたが、
参照具合がより強化されたので今回の昨日は楽しみでした!
Style Referenceの使い方
■ 基本的な使い方
- 「–sref」コマンドの後ろに参照したい画像のアドレスを指定する
- アドレスを複数指定することで複数の画像を参照することが可能(※最大3つ)
- 「–sw」コマンドで参照する重みを0~1000で指定する(※default 100)
最初に参照する画像として黒い犬を作成しました。
もちろんこの時点ではスタイル参照はしていないので様々なスタイルの黒い犬が登場。
こちらの黒い犬を選びました!
–sref」コマンドを使用してこちらを参照して画像を生成してみました!
目の色や顔が横を向いている構図、画像の雰囲気が参照画像に類似しているのが分かるかと思います!
参照の具体的な方法は「–sref “参照させたい画像のURL”」です。
※指定するURLは、参照したい画像を右クリックして「画像のアドレスをコピー」を選択してください。
次に参照する画像を複数にしてみます。
こちらの白ワンを2枚目の参照画像として使用します。
先程の黒い犬と白い犬を両方参照して白と黒の犬を生成してみました。
顎のあたりの毛は白くなり、全体的には黒い犬要素が強い印象です。
この辺りはある程度、学習データセットのバイアスもあるかと思います。
複数枚の参照の具体的な方法は「–sref “参照させたい1枚目の画像のURL” “参照させたい2枚目の画像のURL”」です。URLの間には空白が必要です。
次に「–sw」で参照する重みを指定します。
先程の黒ワン等は特に重みを指定していないのでデフォルトの100という数値が設定されている状態です。これを最大値の1000にしてみました。
100の時よりも目の色や耳の形がより参照画像に近くなりました。
参照の重み付けの具体的な方法は「–sw 0~1000の数値」です。
使ってみた所感
思っていた以上に参照できました!
ある程度一貫性を持った画像を生成することができるので、コマ割りの漫画なんかにも手軽に使えるかなと思います。
Midjourneyは機能の追加がStable Diffusionとうに比べて遅いのと、機能の種類も少ないですが生成してくれる画像の雰囲気が好きなファンも多いサービスなので、これからも沢山機能をアップデートしてくれたら嬉しいです!
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